第二段 いにしへの聖の御代の

こんにちは、デスクワークラボの吉井良平です。

久々に古文を読んでみるのも新鮮で楽しくなってきました。

ITと和の融合、というのもやっていきたいという気にもなってきます。

原文

いにしへの聖の御代の政をも忘れ、民への愁へ、国のそこなはるるをも知らず、よろづにきよらを尽していみじと思ひ、所せきさましたる人こそ、うたて、思ふところなく見ゆれ。

「衣冠より馬・車にいたるまで、あるにしたがひて用ゐよ。美麗を求むることなかれ」とぞ、九条殿の遺戒にも侍る。順徳院の、禁中のことども書かせ給へるにも、「おほやけの奉りものは、おろそかなるをもてよしとす」とこそ侍れ。

現代語訳(適当です)

昔の聖なる時代の政治を忘れて、民衆の不安や、国が疲弊していることも知らないで、万事にぜいたくをして立派だと思い、財宝で一杯にしている人は、不快で考えに欠けるように見える。

「衣冠をはじめ馬や車にいたるまで、あるものを使え。美麗なものを求めるものではない。」と、九条殿の遺言にもある。順徳院が禁中のことを書かせたものにも、「天皇のお召し物は、簡素なものが良い」と書いてある。

感想です

正直なところ、第二段は飛ばそうかと思いましたが、始めたばかりなので飛ばさずに書いていきます。

 

地方で中小企業を相手にした仕事をしていると、いろんな社長さんを見ることになります。

もちろん立派な社長さんもたくさんいますが、中には会社の中にいろんな不満があることに気づかず、本人ばかり贅沢をしているような人もいるのは事実です。

私は、どちらかというと、地域経済を回すために、裕福な社長さんはいろんなところでお金を使った方が良いと思っている方ですが、明らかな無駄遣いを見ると、なんだかな~、と思うこともあります。

「いにしへの聖の御代の」と同じで、今は儲かっている会社でも、創業時代は苦しかったことも多々あったはずなのですが。

 

いろんなお金の使い方があって良いと思いますが、社内で不平不満があることに気づかずに、社員にボーナスもロクに出さないで遊んでいるような方とは、あまりお付き合いをしたくありません。

まぁそういった方は、このブログを読んでいないと思いますので安心はしていますが^^

 

社員に対して、地域社会に対して、共に歩む気持ちのある方とお仕事をしたいと思っています。