こんにちは、デスクワークラボの吉井良平です。
最近は、なんでもパソコンで処理できる時代ですけど、やっぱり手書きをする機会もありますよね。
特に営業の方は、手紙を書いたりする際に、パソコンで印刷した文字よりも手書きの方が、グッと人間味が出て、成果にもつながります。
今回は、字にあまり自信が無い方のために、ペン字練習ファイルを作ってみました。
無料で、何度でも使えますので、ぜひ使ってみてくださいね。1日10分、一ヶ月もすれば、今までとは見違える文字になっているはずです。
今回作ったファイル
無料ペン字練習ファイルは、こちらからダウンロードできます。
このファイルの使い方
先日、私のブログ仲間の大倉さんが、「定型文(テンプレート)の手紙で感動しますか?」という記事を書かれていました。
営業の方は、手書きで手紙を書いた方が、人間味も出て、誠意も伝わるので良いですよね。(営業に限ったことではありませんが)
とはいえ、自分の字に自信のない方もいらっしゃると思い、無料で練習できるファイルを作ってみました。
使い方は「作成開始」ボタンを押すだけなのですが、一応使い方を紹介します。
作成開始
ダウンロードしたファイルの「練習用紙」シートの上の方にある「作成開始」ボタンを押してください。
練習する文字の選択
作成開始ボタンを押すと、練習する文字を選択する画面が出てきます。自分が練習したい文字の種類を選んで、「作成開始」ボタンを押してください。
漢字 2 : ひらがな 7 : カタカナ 1
日本語の実際の文章は、漢字が20~30%、ひらがなが70%、カタカナが10%程度になっています。
IT関連の会社、外資系の会社などは、もう少しカタカナ比率が高いかもしれませんが、一般的にはこのぐらいの比率で、この比率の文章の方が人間の頭に入りやすいということです。
この一般的な文字の出現比率で、練習用紙に文字が出てきます。
漢字 5 : ひらがな 4 : カタカナ 1
実際の文字の出現頻度だと、ひらがなが多くて、毎日練習するには飽きるかも?と思い、漢字の出現比率を多くしたパターンです。
漢字のみ
漢字ばかりを練習する方法です。
なお練習する文字は、漢字の出現頻度のデータに、ランダム数値を掛け合わせて、毎回違った文字が出るようにしています。
*漢字の出現比率は、こちらのデータを参考にさせていただきました。
ひらがなのみ
ひらがなのみを練習する場合です。
日常書く文字の7割はひらがななので、まずはひらがなから練習するというのも一つの方法です。
カタカナのみ
カタカナのみを練習する場合です。
シとツなど、紛らわしい文字も多いので、自信の無い方は、これで確認しておくのも良いかもしれません。
練習用紙の完成です
練習する文字を選択すると、今回の練習用紙が作成されます。
印刷して、薄く書いてある文字を上からなぞっていきましょう。ボールペンやシャープペンシルよりも、鉛筆がおススメです。線の強弱が分かりやすいためです。
私も実際にやってみましたが、丁寧に書くと、10分ぐらいかかります。
なお、練習用紙の上側に、何回目の練習か通し番号がつくようになっています。
10回、20回と回を重ねるごとに上手になっていくはずなので、モチベーションの管理にも役立ててくださいね。
この練習用紙の特徴
私は、前職で受注センターに居たことがあるので、その頃は毎日数100枚~1000枚以上、手書き文字を見てきました。
字が上手じゃない人でも丁寧に書いてあれば読みやすいですし、字が上手な人でも、雑に書いてあれば読みにくいです。
文字はコミュニケーションの道具なので、意味が伝われば良いと私は思っていますが、字が上手じゃない人は、丁寧に書くのにも、字が上手な人の数倍の時間がかかりますよね。
その時間はもったいないので、読みやすい字がかんたんに書けるようになっておいた方が得することが多いですよ。
字のバランスを体で覚え込む
読みにくい字の特徴として、文字のバランスが悪いということが挙げられます。
お手本通りに字をなぞっていくことで、文字のバランスを体で覚え込むことができます。
止め、ハネ、はらいを確実に行う
もう一つ、読みにくい字の特徴として、止め、ハネ、はらいが間違っていることが、よくあります。
この練習用紙で使っているフォントは「教科書体」です。
文字の太さによって、止め、ハネ、はらいが分かるので、その通りになぞっていきましょう。
小学校の漢字ドリルの要領ですね。
文字がランダムに生成される
練習用紙に出てくる文字は毎回、ランダムに変わっていきます。
各文字の使用頻度 x ランダム値で、練習用紙に出しているので、実際の使用頻度も考慮されています。
意味のある文章ではありませんが、「今回は、こんな漢字が出てきた」などと感じた方が、新鮮で毎回やっても飽きないかな、と思って、そのような設定にしています。
最後に
”字が汚い”で検索してみると、「自分で書いたメモが後から読めない」「文字が読み間違えされる」「異性から雑な人と思われて印象が悪い」とか、いろんなことが書かれています。
字を書くというのは、形を体で覚え込む以外、上達の方法はありません。
地道な作業になりますが、字は一生モノなので、ぜひとも最低限のレベルは超えておきましょう!