こんにちは、広島のITコーディネータの吉井良平です。
学校の席替えや宴会の席決めなどで、使えるエクセルファイルを作ってみたので、公開してみます。
席順は全くのランダムです。座席表の作成に数10分かけていた方は、ぜひ使ってみてくださいね。(最後の方でダウンロードができます)
座席表自動作成の動き動画
「どのぐらい早く作れるのか?」気になる方もいると思うので、動画をご覧ください。
名簿さえできていれば、このぐらいの量だと1秒ぐらいでしょうか。
こういった作業は、エクセルのVBAは得意です。
こんな方におススメ!
① 学校の先生
自分が中学校、高校の時はあみだくじで席を決めていた記憶があります。(中高生にとっては、一大イベントですねー)
小学校のときは、もう記憶にないですが、先生が決めていたんでしょうか。
確かに小学校の場合は、仲が良すぎる子、仲が悪い子の席が近くになってしまうと、収拾がつかないことになるかもしれません。
そういえば、私は素行が悪かったので、先生の前の席になることが多かったですね・・・
② 塾の先生
昔の塾は成績順で席が決まっていたりしましたが、最近はそういうことも少ないでしょうね。
ランダムで席を決める場合は、ご利用ください。
③ 宴会の幹事さん
会社の宴会で、いつも同じ人で固まらないよう、入口のところでクジをひいて席決めをすることもあります。
クジを作ったりするのもそれなりに大変なので、(ちょっと味気ないですが)あらかじめ座席表を作っておくという手もあります。
経営計画発表会など、大人数で円卓に座ったりする場合でも、円卓にまんべんなく割り振る、という使い方もできます。(役職のバランスをとる場合は、ちょっとカスタマイズが必要です)
④ 旅行会社、婚活パーティーにも!
旅行会社さんは、何か仕組みがあるんじゃないかと思いますが、もしエクセルの手作業でバスの席決めとか部屋の割り当てを決めているのであれば、名簿から一気に作ることもできます。
(実際に、長距離バスの座席決めのカスタマイズもしました。窓側希望とか、男性と女性を隣り合わせにしないよう、とか、割と大変でした)
婚活パーティで男女の振り分けをする場合、途中で席替えをする場合も、数パターン簡単に作ることもできるでしょう。
使い方
使い方は、エクセルを使い慣れた方にとっては簡単だと思います。
操作はすべて ”はじめに” シートで行ないます。
① 名簿のメンテナンス
転校、転入、異動等々で、座席表を作る対象の人に増減があった場合は、このボタンを押して ”名簿”シートをメンテナンスしてください。
氏名の追加や削除は、普通にエクセルを使う感覚で大丈夫です。自由に追加、削除してください。(ただし、A列が出席番号、B列が氏名、C列が性別という順番は変えないで下さい。)
*名簿の編集はこのボタンを押さなくても出来ますが、2回目以降使用する場合は、名簿が出席番号順になっていません。(ランダムの順番になってます)
座席表を作成した後で、出席番号順に並べ替えしようかとも思ったのですが、座席表の元になったデータが分かった方が良いかな、と思うところもあり、そのままにしています。
② 列数の入力
座席表を作る際の列数を入力する欄です。
2列 ~ 10列まで選ぶことができるようにしています。(10列以上になる場合はカスタマイズが必要)
エクセルなので、”はじめに”シートにいろいろ書き込みをしていただいて構わないのですが、セル番地 ”C11” の値を読み取っているので、C11の番地は変わらないようにして下さい。
③ 男女分けの入力
座席を男女で分ける場合は ”あり”、男女で分ける必要が無い場合は”なし”を選んでください。(空白の場合は、なしになります)
男女分けありの場合は、男子と女子が交互になった席順になります。男女同権の考えから(?)男が先か、女が先かは、その時々で変わるようになっています。いつも男から、もしくはいつも女からということであれば、カスタマイズが必要になります。
また、もし男か女か、だけじゃなくて、3種類以上にする場合には、カスタマイズが必要になります。(会社の場合で、もし部長、課長、係長などで分ける場合)
④ 座席表作成
ボタンを押すと、座席表が作られます。
シートの名前は、”座席表+年月日+時間” になっています。時間は入れなくても良いかと思いましたが、一日に何度もやるとシート名が重複してしまうので、時間も入れています。シート名が長くて見にくければ、自由に名前を変更してください。
席の間に空白列を挿入したりはしていないので、印刷用に調整される場合は、普通にエクセルを使う感覚で調整して下さいね。
ダウンロード
今回紹介した、「座席表作成エクセル」は下記の画像をクリックするとダウンロードができます。(エクセルの普及の意味で作ったので、無料です)
エクセルのマクロは、VBAというコードなので、自由にカスタマイズが出来ます。そんなに難しいコードは使っていないので、カスタマイズが必要な場合は、是非トライしてみてください。
あまり関係ないですが、この記事を書いている前日、囲碁でグーグルが作ったアルファ碁というソフトが、世界一といっても良い囲碁棋士、韓国のイ・セドルさんを破りました。囲碁は、ソフトが人間の棋士に勝つのに、あと10年かかると言われていたのにです。
パソコンが出来る(得意な)仕事はパソコンにやらせて、人間は何かクリエイティブなことをしないといけないなぁ、とますます感じました。
(注:2016年に他のブログで書いた記事を転載したものです)
こういったランダムに座席表という作業は、パソコンにやらせてしまいましょう!!