こんにちは、「仕事を楽に回そう」デスクワークラボの吉井良平です。
今回は、エクセルの関数で最も重要な関数の一つ、「VLOOKUP関数」をマスターしましょう。
VLOOKUP関数は、既にあるデータ(表)から、データを引っ張ってくる関数です。
既にあるデータを引っ張ってくるので、値を入力しなおす必要がなくなり、圧倒的に作業効率がよくなります。身近な表現でいうと、データを使い回すことができるようになります。
また、値を入力することでのミスもなくなり、資料を見直す時間も減ります。
せっかくエクセルを使っているので、知っておかないと本当にもったいない関数です。この機会にマスターしておきましょうね。
(この記事は、エクセル動画教室の第29回目です。記事の一覧は「無料オンライン動画教室もくじ」から確認できます。)
今回の動画
今回の教材
教材のエクセルファイルをダウンロードして、動画で紹介したワークをしてみてください。
ワークが無事できたら、次のレッスンに進みましょう。
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日付の操作方法
今回は、エクセル中級編の第15回「VLOOKUP関数」です。
VLOOKUP関数とは、他の場所にあるデータを引っ張ってくる関数です。エクセルの関数の中でも、最も重要と言っても過言ではない関数です。
少し難しいですが、ぜひマスターしましょう。
今回のレッスンの目的
今回のレッスンの目的は、「VLOOKUP関数を使って、他の場所にあるデータを引っ張ってこれるようになる」ことです。
他の場所にあるデータを引っ張ってこれるようになると、データの二重入力をしなくてよくなります。元々あるデータを使うので、それをコピペしたり、書き写しておいて入力したり、といった作業をしなくてよくなります。
また、元々あるデータを使うので、入力によるミスが無くなります。人間なので、100回入力したら2~3回ミスすることもありますが、そのミスが無くなります。また、ミスがあるかもしれないので見直したり、といった作業も無くなります。
VLOOKUP関数とは?
垂直方向のことを英語で「Vertical」といいますが、VLOOKUP関数のVは縦方向のVです。
英語で探すことを「LOOKUP」といって、縦方向にデータを探すのでVLOOKUP関数といいます。
この辺りはデスクワークラボの記事でも詳しく書いていますので、よろしかったら見てみてください。
VLOOKUP関数を使う必要性
目的で説明したことの繰り返しにもなりますが、データを二重入力しなくてよくなるので、作業が早くなります。
コピペなどをすると、データの件数が増えれば増えるほど、比例して作業時間が長くなってきますが、VLOOKUP関数を使うと、データの件数が増えても作業時間は変わりません。
たくさんのデータを取り扱う場合には、VLOOKUP関数は必須の関数です。
それに加えて、入力ミスもなくなります。
具体的には、請求書や見積書を作成する時など、品番さえ入力すれば、品名や単価を価格表などから引っ張ってくることができるようになります。
いろんな資料を作る際にも、元データを活用できるようになります。
VLOOKUP関数を知ることで、「既にどこかにあるデータを、もう一度入力しなおすのはおかしい」という感覚を身につけていってくださいね。
計算式
VLOOKUP関数は引数が多いので難しく感じるかもしれませんが、「この値を、この範囲の中から、何列目を」検索しなさい、という構文になっています。
=VLOOKUP(検索値,検索範囲,列番号,検索方法)
です。
最後の検索方法に関しては、当面は「FALSE」(完全一致検索)で覚えておいてください。
検索方法の違いについては、慣れてから覚えるということで構いません。
動画では、日付ごとの最高気温と最低気温、県別の人口と面積を検索する例を紹介していますので、使い方については動画をみてくださいね。
VLOOKUP関数をコピペする際には、「絶対参照と相対参照」の違いを意識しておく必要があります。
検索する値は、行が変われば変わって欲しいので相対参照
検索される範囲は、行が変わっても変わって欲しくないので絶対参照
と、使い分ける必要があります。
こちらも、動画で確認をしてくださいね。
ワークの紹介
今回のワークは、練習問題で一通り今回のテクニックを行なってみて下さい。
最初は難しいと思いますが、何度もやるうちに身についてきますので、何度もやってみてくださいね。
では、今回は以上です。