こんにちは、「仕事を楽に回そう」デスクワークラボの吉井良平です。
今回は、図形の作り方です。
文字や数字だけではなく、図形を使って表現したい場合もありますよね。
例えばマニュアルを作る際には、文字だけじゃなくて図形や画像があった方が、より分かりやすいものが作れます。
今回は、基本的な図形の作り方をマスターしましょう。
(この記事は、エクセル動画教室の第23回目です。記事の一覧は「無料オンライン動画教室もくじ」から確認できます。)
今回の動画
今回の教材
教材のエクセルファイルをダウンロードして、動画で紹介したワークをしてみてください。
ワークが無事できたら、次のレッスンに進みましょう。
↓ 次のレッスン ↓
図形の作り方
今回は、エクセル中級編の第9回「図形の作り方」です。
図形を使って、視覚効果を高めていきましょう。
今回のレッスンの目的
今回のレッスンの目的は、「図形や画像の操作方法を知ること」です。
今回は画像までは扱うことができませんが、画像の操作方法も大体同じです。
図形を作ることができるようになると、文字や数値だけではなく、図や絵を使った書類を作ることができるようになります。
例えば簡単な受注チラシだったり、マニュアルやフローチャートが作れるようになります。
マニュアルなどは、文章だけだと分かりにくい場合があるので、図形や画像も使っていく必要があります。フローチャートを使うと、仕事の流れを図にすることができます。
エクセルで図や画像を使う際の注意点
エクセルは表計算のソフトなので、図や画像を使うのは、そんなに得意ではありません。
なので、図や絵を使った凝ったものを作る場合は、ワードやパワーポイントなど、他のソフトを使うことも検討しましょう。
図形や画像は、大きさとか位置が揃っているだけで、だいぶ見栄えが違ってきます。できるだけ、大きさや位置を揃えて使うようにしましょう。
実際に図形を作ってみる
図形を作るには、「挿入」タブの「図形」をクリックして、出てきた図形の一覧からどれか図形を選びます。
その次に、図形を入れたいところでマウスをドラッグすれば、図形を作ることができます。
図形を操作する
図形のサイズを変更する
図形のサイズを変更するのは、図形をクリックすると図形の周囲に○い点が表示されます。この○にカーソルを合わせると、カーソルが矢印に変わるので、その状態でドラッグすればサイズを変更することができます。
また、図形をクリックすると「書式」というタブが出てきます。書式タブの一番右端に「サイズ」という欄があるので、ここの値を変えてもサイズを変更することができます。
このサイズ欄は、直接数字を入力することも可能です。
図形にテキストを入力する
図形をダブルクリックすると、図形にテキストを入力することができます。
または、図形を右クリックすると「テキストの編集」という項目が出てきます。これを選んでテキストを入力することもできます。
図形の色や線を変更する
図形をクリックすると出てくる「書式」タブから、図形の色や線を変更することができます。
「スタイル」から変更しても良いですし、「図形の塗りつぶし」から変更しても大丈夫です。
図形の枠線は、エクセルのデフォルトだと周りの線が主張しすぎることが多いので、「線なし」にしてしまうことも多いです。線の太さを変更する場合もあります。
「図形の効果」は、図形に影をつけたりできるので、いろいろ試してみてください。
図形を回転させる
図形をクリックすると、回転マークが出てきます。
この回転マークをドラッグすることで、図形を回転させることができます。
よく使う図形
テキストボックス
テキストボックスは、テキストを入力するためのものです。このテキストボックスは、ドラッグをしなくても自動的にテキストの長さに合わせた大きさになってくれます。
便利なので、それなりに使うことがあります。
テキストボックスにも、色を付けたりすることができます。
コネクタ線
コネクタ線という便利な線もあります。
図形でコネクタ線を選択して挿入しようとすると、これまでの図形の周囲に○が出てきます。
その○に合わせてコネクタ線を挿入すると、図形同士を繋いでくれます。
フローチャートを作る際には、とても便利な線です。
図形を使う際のテクニック
正方形、正円にする
Shiftキーを押しながら図形を挿入すると、正方形または正円の図形を作ることができます。
キーボードの矢印キーで図形を動かす
少しだけ移動させたりする場合は、マウスを使うよりもキーボードの矢印キーを使った方が、位置の調整がしやすいです。
複数の図形を選択する
Shiftキーを押しながら図形を選択すると、複数の図形を選択することができます。
複数の図形を選択して、色を合わせたりとか、サイズを合わせたりということができるようになります。
図形が多くなってくると、一つ一つをShiftキーを押しながらクリックするのも大変です。また、クリック漏れもあります。
図形が多い場合は、ホームタブの右端にある「検索と選択」から「オブジェクトの選択」を選びます。こうしておくと、全体をドラッグすることで、その範囲の図形をすべて選択することができるようになります。
配置をそろえる
書式タブの右側の方に「配置」というボタンがあります。
図形を選択した状態で、この配置からそろえる方法を指定すると、図形を端でそろえたり、中央でそろえたりすることができます。
外部に提出する書類などは、微妙に図形の位置がずれているだけで、ずさんな印象を与えてしまいます。
ちょっとした手間なので、配置を調整して書類を提出するようにしましょう。
図形を印刷させない方法
メモ書きで作っておいた図形などは、印刷させたくない場合があります。
そんな時は、図形を右クリックして「図形の書式設定」からプロパティを選択します。
このプロパティの中から「オブジェクトを印刷する」のチェックを外すと、図形が印刷されないようになります。
その他、いろんな細かい設定ができますので、いろいろやってみてください。
ワークの紹介
今回のワークは、いろいろな図形を作ってみてください。
今回は以上です。