こんにちは、デスクワークラボの吉井良平です。
前回、MZプラットフォームの概要について紹介しましたが、今回はMZに興味を持っていただいた方向けに、実際のMZプラットフォームの始め方について紹介します。
前回の繰り返しになりますが、MZプラットフォームは基本的には無料で特にリスクはありませんので、まずはやってみる、ということで問題ないと思います。
(会社で、新規ソフトウェアのインストールに関する規定がありましたら、もちろん規定に従ってくださいね)
MZプラットフォームをインストールする
MZプラットフォームを使ってシステム開発をしていくためには、まずMZプラットフォームをお使いのパソコンにインストールする必要があります。
作業内容は単純にインストールするだけですので、そんなに難しくないと思います。
(この時点で難しいと感じた方は、MZを使ったシステム開発には相当努力が必要です。まずインストールをしてみて、自分でできそうかを判断してみてください)
インストールの手順は、下記の通りです。
1. MZプラットフォームユーザー会のサイトにアクセスする
2. メニューから「ダウンロード」を選択
3. MZプラットフォームユーザー会に新規登録
「はじめての方はこちら」から、必要事項を入力して、新規登録申請をします。
4. 産総研からの返事を待つ
新規登録の申請をすると、産総研からのメールの返信が来ますので、返事を待ちましょう。
大体、30分以内に返信が来ますが、産総研の方の都合で 1~2日かかることもあるかもしれません。この辺りは、無料なので大目に見てください。
5. ダウンロードとインストール
産総研から登録完了のメールが来たら、ユーザー会サイトにログインして、お使いのOSに合ったバージョンをダウンロードしてください。
(大体は、Windows64bit版だと思います)
今すぐは使わないかもしれませんが、「MZ Platform IoT Toolkit」もダウンロードしておいた方が良いです。IoTは使わない方でも、後から追加されたチュートリアルがいくつか入っています。
ダウンロードして、exeファイルを実行すると、MZプラットフォームがインストールされます。
この辺りは、通常の新しいアプリをインストールするのと同じ手順です。
MZプラットフォームの立ち上げ
MZプラットフォームをインストールしたら、MZプラットフォームを立ち上げます。
スタートボタンからアプリ一覧に行くと、Mの位置にMZ関連のプログラムがあります。
この中で、「アプリケーションビルダー」が、MZで開発を行う際に使うアプリです。
※「アプリケーションローダー」は、開発はできずに、利用だけができるアプリです。
「アプリケーションビルダー」を選択すると、MZの開発画面が立ち上がります。
※ドキュメントインデックスについては、後程紹介します。
ライセンス申請ファイルの作成
初めてMZプラットフォームを使う際には、ライセンスの登録画面が出てきます。必要事項を入力して、ライセンス申請ファイルを作成してください。
この辺りは、登録時に送られている「ReadMe.txt」に書いてあります。書いてある通りに、ライセンスファイルを確認して、指定の場所に送ってください。
慣れていないと大変だと思いますが、書いてある通りにやればできます。
何も考えずに、書いてある通りにやってみてください。
ドキュメントインデックスを確認しよう
ドキュメントインデックスから、MZプラットフォームに関するいろんな情報を入手することができます。
インターネットで検索をしてみても、MZプラットフォームに関する情報はほとんどありません。MZに関する情報を調べる場合には、まずはこのドキュメントインデックスを当たることになります。
まずはチュートリアルをしよう
ドキュメントインデックスをスクロールすると、チュートリアルがあります。
まずは、「入門編」「基礎編」までは、自分で自習してみましょう。
コンポーネントをどうやって配置していくか、コンポーネントにどうやってメソッドを指定していくか、実際に実行するとどのような動きになるのか、を確認しましょう。
「応用編」「実践編」「活用編」は、実際にはあまり使わない機能の紹介もあるため、もう少し経ってからやって方が良いと思います。
「基礎編」を終えたら、次は目的別テキストの「注文票アプリケーション作成チュートリアル」をした方が良いと思います。
FAQの位置も確認しておきましょう
最初はそんなに操作方法に関する質問もないとは思いますが、自分自身でシステム(アプリケーション)を作り始めると、「これはどうやったら良いの?」ということが多々あるはずです。
基本的には、FAQから解決方法を探ることになりますので、FAQというものがある、ということを知っておきましょう。
サンプルの位置も確認しておきましょう
これもFAQと一緒で、自分自身でシステムを作るようになって、「こんなことがやりたいんだけど」と思った時に見るためのものです。
最初は、「大体、こんなことができるんだな」と眺めておくぐらいで良いと思いますが、QRコード作成なんかは、すぐに使える用途があるかもしれません。
実践的なシステムを作るために
今回は、MZプラットフォームのインストール方法と、インストールしてから最初にやる作業などについてまとめてみました。
次から実践的なものを作っていきましょう・・・と言いたいところですが、実践的なものを作るためには、データを貯めるためのデータベースソフトをインストールする必要があります。
次回は、データベースソフト(MySQL)のインストールについて説明します。