こんにちは、エクセル使いこなし隊 隊長の吉井良平です。
アマゾンのセラーセントラルなどから、取引情報などをダウンロードできるようになっていますが、そのデータ、上手く使いこなしていますか?
私の知り合いで「せどり」をやっている人がいて、この方法を紹介したら喜ばれたので記事にしてみます。
せっかくデータがダウンロードできるので、上手く使いこなして管理の精度を上げていきましょう!
テキストデータをコピペして貼り付ける
アマゾンのセラーセントラルからダウンロードされるテキストファイルは、「タブ区切り」という形式になっています。(拡張子はtsv)
タブ区切りというのは、文字通りタブで区切ってあるデータのことですが、要するにエクセルにそのまま取り込める形だと思ってください。
csvだとそのままエクセル形式で開けますが、tsvはそのままクリックしただけでは、エクセル形式では開けません。
でも、コピペでエクセルに貼り付けすると、エクセルのデータになります。
すごく簡単なので、下記の手順に沿って、やってみてくださいね。
テキストファイルを開く
ダウンロードしたテキストファイルを開いてください。
普通に開けば大丈夫です。

全てのテキストを選択する
メニューの、「編集」→「全て選択」を選ぶと、全てのデータを選択した状態になります。
ショートカットキーで、CtrlキーとAを同時に押しても、すべてのデータが選択されます。

コピーする
全てが選択された状態で、Ctrl キーとCを一緒に押して、コピーしてください。

エクセルに貼り付ける
エクセルの画面で、Ctrl キーと V を押すと、そのまま貼り付きます。

簡単ですよね^^
外部データから取り込む方法
もう少し細かい設定をして取り込みたい場合は、「外部データの取り込み」という機能を使ってテキストデータをエクセルに取り込みます。
例えば、SKUを数字で入力している場合に、先ほどの方法だとエクセルが数字だと認識してしまいます。
桁数が少ない場合は、別に数値として取り込まれても問題ありませんが、桁数が多くなってくるとエクセルの表示の限界で、意味不明な表示になってしまいます。

こういう場合は、「外部データの取り込み」でテキストデータを取り込みます。
外部データの取り込みを選ぶ
リボンの「データ」タブから、外部データの取り込みの「テキストファイル」ボタンを押してください。

取り込むファイルを選ぶ
取り込みするテキストデータを選ぶ画面になります。
取り込みたいデータを選んで、インポートをクリックしてください。
もし、取り込みたいデータが表示されていない場合は、インポートボタンの上の「テキストファイル」の部分を「すべてのファイル」に変更すると表示されます。
紛らわしい名前が多いので、間違えないようにしてくださいね^^

テキストファイルウィザードを操作する
テキストファイルウィザードが開きます。
最初の画面は、ほとんどいじる必要はありませんが、データの最初に不要な行がある場合はあらかじめ削除しておくことができます。
(下記の例だと、実際のデータは9行目からなので、開始行を9行目にすれば9行目から取り込みます)
データの中身を確認して、このデータで間違いなければ、「次へ」をクリックします。

その次の画面は、特に変更する項目はないので、そのまま「次へ」をクリックします。

先ほどの例のように、数字なのに文字列としたいデータがあれば、列を選択して「文字列」を指定してください。
「削除する」を選べば、その列を取り込まないようにすることもできます。

設定が終わったら、「完了」ボタンを押してください。
データの取り込み方法を設定する
データを、現在のシートに取り込むのか、新しいシートを作って取り込むのかを選択します。
どちらかお好きな方を選んでOKボタンを押すと、取り込みが完了します。

この方法はやや面倒ですが、最初のボタンの位置(データタブ→テキストファイル)さえ覚えておけば、後は流れで作業できるはずです。
ダウンロードしたデータの活用方法
エクセルにダウンロードすれば、活用方法はいろいろ考えられます。
売上や費用を、日別・月別に集計したい場合は、日付データを「月」「日」に分解して、ピボットテーブルにかけると、かんたんに集計できます。
参考記事: Excelで月別、年別に集計するお手軽な方法
作るのはなかなか大変ですが、マクロを使って仕入データと販売データを付き合わせた利益管理表なども作れるでしょう。
せどらーさんからの依頼で、在庫管理表、販売管理表を作った実績もあります。(私が作った管理表を、販売されている事例もあります)
ご自分用にカスタマイズした管理表を作りたい場合は、下記のフォームに「せどり管理表希望」と記入して送ってくださいね。