こんにちは、「仕事を楽に回そう」デスクワークラボの吉井良平です。
今回は、エクセルの「見栄え」を変更する方法をマスターしましょう。
重要な文字を大きくしたり、数字に桁を付けたりと、見やすい表にするためには見栄えを調整する必要があります。
エクセルの見栄えを調整する機能のことを、書式といいます。
書式設定の初回として、ホームタブから行える、かんたんな書式設定をしてみましょう。
(この記事は、エクセル初級編の第8回目です。記事の一覧は、「無料オンライン動画教室もくじ」から確認できます)
今回の動画
今回の教材
教材のエクセルファイルをダウンロードして、動画で紹介したワークをしてみてください。
ワークが無事できたら、次のレッスンに進みましょう。
↓ 次のレッスン ↓
文字の書き起こし
今回は、初級編の第8回、かんたんな書式設定です。
書式設定とは、見栄えを変えるということです。
今回のレッスンの目的
今回のレッスンの目的は、「エクセルの見栄えを調整することができるようになる」ことです。
併せて、書式に関する基本的な知識をマスターしましょう。
書式とは何か?
書式とは何かというと、見栄えのことです。
注意しておくことは、「見栄えが変わるだけで、中の値は変わっていないこと」です。また後で、詳しく紹介します。
かんたんな書式設定は、ホームタブで行えます。
では、実際にやってみましょう。
ホームタブを使った書式設定
書式設定のボタンは、ホームタブにあります。
フォント
フォントは、字体のことです。
フォントを選択することで、字体を変えることができます。
エクセルは、基本的にはゴシック体です。MSP ゴシック、メイリオ、遊ゴシック等の、よく使われるフォントを使いましょう。
サイズ
基本は11になっています。
フォントや文字サイズは、ファイル→オプションで変更することができますが、あまりいろんなフォントや文字サイズがゴチャゴチャしていると見にくいので、既定のフォントや文字サイズで問題ないと思います。
太字、斜体、下線
太字にするのは、Bを押します。BoldのBです。
斜体にするのは、Iを押します。あまり使いませんが。
下線は、Uを押します。これを押すと、文字の下に線がひっぱられます。
罫線
罫線は、また別途詳しく紹介しますが、枠の周りに線を引くことを罫線といいます。
背景色、文字色
背景色は、このボタンを押します。いろんな色にすることができます。
文字の色はここです。これもいろんな色にすることができます。
ふりがな表示
ふりがな表示はここです。少し変な例文にしてしまいましたが。
配置(縦位置)
セル内の配置で、上付けを選択すると、文字がセルの上側にくっつきます。
何もしなければ、縦位置は中央配置です。
下付けを選択すると、文字がセルの下側にくっつきます。
周りに余白があった方が見やすいので、縦位置は基本的に中央揃えにしておいた方が読みやすいと思います。
配置(横位置)
横位置は、文字列の場合は左揃えが基本です。
中央揃えにすると、セルの真ん中に配置されます。
右揃えを押すと、セルの右側にひっつくように配置されます。数値の場合は、右揃えが基本です。
その時々の必要性に合わせて、位置を変えていってください。
インデント
インデントは、セルの最初に余白をつける機能です。
例えば、先頭に余白をつけたいから、最初にスペースキーを押してから、文字を書き始めることもあります。
ただ、スペースが入ると別の値になってしまうので、余白をつけたい場合はスペースを使わずに、インデントの機能を使うようにしてください。
折り返して全体を表示する、セルの結合
入力した値がセルをはみ出す場合には、「折り返して全体を表示する」を押すと、折り返して全体が表示されます。
また、隣のセルを結合して一つのセルにすることもできます。これは、実際には使い方がなかなか難しいので、後で別途時間を作って詳しく紹介します。
数値の表示
通貨のマークを押すと、¥マークがつきます。
%を押すと、%表示になります。
桁区切りは、3桁ずつの桁区切りの表示になります。数値の場合は、桁区切りをしておいた方が良いです。
小数点の桁数を増やす、減らす、を押すと、小数点の桁数を増やしたり減らしたりできます。減らした場合は、四捨五入した値が表示されます。
こういった形で、いろいろ見た目を変更することができます。
注意してもらいたいのは、見た目だけが変わっていて、セルの値自体は変わっていないことです。数式バーに表示されている値を見れば分かります。
変わっているのは見た目だけ、ということを覚えておいてください。
今回のワークの紹介
今回のワークは、表にいろいろ書式を設定して遊んでいただくというのがまず一つ。
第2問は、指定のように表示を変えてみてください。
今回のレッスンは以上です。