こんにちは、「仕事を楽に回そう」デスクワークラボの吉井良平です。
今回は、円グラフの作り方です。
折れ線グラフは、「全体の中の割合」を表すためのグラフです。
アンケートの集計結果や、市場シェアを表したりする際に使います。
棒グラフ、折れ線グラフと同じように、作り方は簡単です。割合を見ていく場合には、ひとまず円グラフにしてみて、データを「見える化」していきましょうね。
(この記事は、エクセル動画教室の第22回目です。記事の一覧は「無料オンライン動画教室もくじ」から確認できます。)
今回の動画
今回の教材
教材のエクセルファイルをダウンロードして、動画で紹介したワークをしてみてください。
ワークが無事できたら、次のレッスンに進みましょう。
↓ 次のレッスン ↓
円グラフの作り方
今回は、エクセル中級編の第8回、「円グラフの作り方」です。
前回の棒グラフ、折れ線グラフに続いて、データをグラフ化して、目で見えるようにしましょう。
今回のレッスンの目的
今回のレッスンの目的は、「円グラフが作れるようになること」です。
データをグラフ化することで、単なる数値ではなく、目で見えるようになります。
目で見えるようになると、そのデータの意味がよく分かるようになります。
数字だけだと感覚的につかみづらい部分も、目で見えるようになれば分かるようになり、分析能力が上がります。
相手に対してもよく分かるようになるので、プレゼン能力も向上します。
目的によってグラフを使い分けよう
前回も紹介しましたが、基本的なグラフは、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフの3種類です。
棒グラフは、売上高などのデータの「大きさの比較」のために使います。
折れ線グラフは、時系列などのデータの変化を見るためのグラフです。
円グラフは、全体に占める割合を比較するためのグラフです。
今回は、その中の円グラフの作り方です。
円グラフ作成上の注意
データの並び順に特に意味がない場合は、まず先に並べ替えをしてから円グラフを作ります。
シェア表などを作る時には、先に並べ替えをしておくのが基本です。
円グラフは、項目が多くなりすぎると分かりにくいグラフになります。
項目の数は5~6が限度です。小さな数字、細かい項目に関しては、「その他」としてまとめてグラフにします。
実際に円グラフを作る方法
円グラフを作るには、まずグラフにするデータの範囲を選択します。
その状態で、挿入タブ→円グラフの挿入ボタンを押します。
基本は 「2D-円」です。「2D-円」を選択すると、円グラフができます。
円グラフを作成する際の注意点
並び順に意味が無い場合は、並べ替えをしておく
シェア表などを作る場合は、先にデータを大きい順で並べ替えをしておきます。
(並べ替えは、データタブのZ→Aで行ないます)
項目が大きい順に並んでいた方が、感覚的に分かりやすくなります。
アンケートなどの場合は、並び順自体に意味がある場合があります。
その場合は、並べ替えをせずに円グラフを作ります。
項目が多いと分かりにくいグラフになる
円グラフにする項目が多い場合は、逆に分かりにくいグラフになります。項目数は、5~6ぐらいが限度です。
数値が少ない項目に関しては、まとめて「その他」にしてしまいます。
その他にまとめる場合は、データをコピーして細かい部分を、SUM関数で集計します。
どうしてもまとめることができないデータもあります。
そんな場合は、円グラフではなく棒グラフにすることも検討しましょう。項目が多い場合は、棒グラフの方が適切な場合があります。
円グラフの見栄えを変更する方法
円グラフの場合は、普通「凡例」をDeleteキーで削除します。
グラフを選択した状態で、「デザイン」タブの「グラフ要素の追加」をクリックして、「データラベル」を追加します。
データラベルの位置は、お好きな場所で大丈夫です。
データラベルの書式設定で、表示させる項目を選ぶことができます。
通常は「分類名」と「パーセンテージ」です。パーセンテージに関しては、計算しておかなくても書式設定でチェックすれば、エクセルが勝手に計算してくれています。
グラフ部分に値を表示させたい場合は、デザインタブを選択します。
(グラフを選択すると、デザインタブが作られます)
一番左の「グラフ要素を追加」をクリックして、「データラベル」を選択すると、値が表示されるようになります。
文字の大きさや、文字の色を調整して、分かりやすいグラフにして下さい。
強調する場合
特定の項目を強調する場合は、その項目を選んだ状態でドラッグします。
自分の会社であったり、目立たせたい項目があれば、円グラフから特定の項目だけを切り離すことができます。
ワークの紹介
今回のワークは、とにかくグラフを作ってみようということで、各シートの円グラフを作ってみてください。
今回は以上です。