こんにちは。
デスクワークラボの安藤です。
今回は連載【小さな会社がERP(統合型業務ツール)を自分で作る方法】の第4回目です。
ERPとは
ERPとは、企業の持つ資源である「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」を一元化して管理し、有効活用するためのシステムを指します。
詳しくは前回の記事、「【小さな会社がERP(統合型業務ツール)を自分で作る方法】ピジョンクラウドで取引先マスタを作ろう」に書いてありますので、
気になる方は見てください^^
ピジョンクラウドとは
こちらも以前の記事に書いてありますので、割愛させていただきます。
今回作成するもの
今回は④名刺データテーブルを作成します。
取引先マスタと似ている点はありますが、
取引先マスタはお仕事をしたことのある顧客が主で、
請求したり案件管理する際に使います。
名刺データテーブルは名刺を交換した先の情報になるので、
お仕事をしたことがない顧客情報も載っています。
そのため、主に営業目的で使用します。
データ項目
名刺データテーブルのデータ項目は、
どの会社も同じかと思われます。
因みに弊社は下記表のようなデータ項目で作っています。
番号 | 項目名 | データ型 | 入力内容 |
1 | 日付 | 日時 | 日付のみ指定 |
2 | 有効区分 | 選択肢(単一選択) | 不明,有効,退職,異動から選択 |
3 | 会社名 | 文字列(一行) | 会社の名前フルネーム |
4 | 部署名 | 文字列(一行) | 名刺交換した方の部署名 |
5 | 役職 | 文字列(一行) | 名刺交換した方の役職 |
6 | 名前 | 文字列(一行) | 名刺交換した方の名前 |
7 | フリガナ | 文字列(一行) | 名刺交換した方の名前のフリガナ |
8 | 業種 | 選択肢(単一選択) | 製造業,サービス業,小売,卸売,教育, 政治,医療,不動産,建設業,物流,IT, 金融,支援機関,飲食業,保険,非営利団体から選択 |
9 | メールアドレス | 文字列(一行) | 種類を「メールアドレス」に |
10 | 出会った場所 | 文字列(一行) | 名刺交換した場所 |
11 | 販売区分 | 選択肢(単一選択) | 販売対象,対象外,私用から選択 |
12 | 受領者 | 他テーブル参照 | 従業員マスタテーブルと連携して、 従業員の名前を選択できるようにする |
13 | 受領者2 | 他テーブル参照 | 従業員マスタテーブルと連携して、 従業員の名前を選択できるようにする |
14 | 備考 | 文章(複数行) | 備考 |
2の「有効区分」は、名刺交換をした人が現在その会社・部署へ所属しているかどうかを表しています。
変わりなければ「有効」です。
11の「販売区分」は、営業目的で使用します。
販売対象は、今後営業などでアプローチする先。
対象外は、お仕事を受注する関係にならない先。
私用は、プライベートでのお付き合いの先です。
ピジョンクラウドの「フィルター機能」を使って、
「販売対象」となっている方のリストのみを抽出できます。
名刺交換をした先でも、全員からお仕事をもらえるとは限らないので、
このように区分を作っておくと、
営業リストを作成する際に便利です^^
出来上がりの入力画面はこんな感じです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
コメントやお問い合わせしていただければ、
詳しくお伝えしますので、お気軽にお聞きください。
次回は、日報データについて解説致します^^