【小さな会社がERP(統合型業務ツール)を自分で作る方法】第3回:ピジョンクラウドで案件マスタを作ろう

こんにちは。
デスクワークラボの安藤です。

今回は連載【小さな会社がERP(統合型業務ツール)を自分で作る方法】の第3回目です。

ERPとは

ERPとは、企業の持つ資源である「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」を一元化して管理し、有効活用するためのシステムを指します。

詳しくは前回の記事、「【小さな会社がERP(統合型業務ツール)を自分で作る方法】ピジョンクラウドで取引先マスタを作ろう」に書いてありますので、
気になる方は見てください^^

ピジョンクラウドとは

こちらも以前の記事に書いてありますので、割愛させていただきます。

今回作成するもの

今回は③案件マスタを作成します。

ここでいう案件とは、
お仕事になりそうな見積もり中のものであったり、
すでに受注しているもの以外に、
社内管理業務や地元活動など直接的にお金にならない業務も含まれています。

デスクワークラボは、受注案件ごとに業務が発生するので、
案件ごとにいろんな管理をしていくことになります。
建設業ですと、工事ごとに業務が発生するので、工事マスタとほぼ同じ用途で使います。

案件が多くなると頭だけでは把握しきれなくなるので、
きちんとデータに残して、管理していきましょう^^

データ項目

弊社は下記表のようなデータ項目で作っています。

番号項目名データ型入力内容
案件ID自動採番「A」+連番(4桁)
2案件区分選択肢(単一選択)開発,コンサル,セミナー,社内業務,
地元活動,研究,営業から選択
3顧客名他テーブル参照取引先マスタの取引先名を紐づけ
4担当者他テーブル参照従業員マスタの名前を紐づけ
5顧客の目的文字列(一行)顧客の最終的な目的
6依頼概要文字列(一行)案件の依頼概要
7納期日時納期の日付
8受注区分選択肢(単一選択)確定注文,見積,注文外から選択
9予定工数数値時間単位の予定工数
10受注金額数値受注した金額
11見積書ファイル見積書のデータを添付
12進捗区分選択肢(単一選択)見積中,着手中,完了から選択
13完了日日時案件が完了した時の日付

2の「案件区分」は、その案件がどの種類なのかを表します。
弊社では、開発以外にセミナーやコンサル業務もしているのでその種類分けと、
直接的にはお金にならないような「社内管理業務」などもここで区分分けします。

ここで種類分けすることによって、後ほど分析をする際に、
どの業務にどれほどの時間がかかったのかなどの把握をすることができます^^

3の「顧客名」は、取引先マスタから引っ張ってきています。
4の「担当者名」は、従業員マスタから引っ張ってきています。
マスタ類を作る場合は、一番よく使うものから作っていく必要があります。
(なので、マスタを作り始める順番は大事です)

11の「見積書」は、この連載の後半で説明する
「見積りデータテーブル」で作成した見積書を添付します。

またその際に詳しく説明しますね^^

出来上がりの入力画面はこんな感じです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

少しずつ難しくなってきたでしょうか?

コメントやお問い合わせしていただければ、
詳しくお伝えしますので、お気軽にお聞きください。

次回は、名刺データテーブルについて解説致します^^

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