一言書評

こういう仕事をしていますので、何らかの本を毎日読んで知識の習得に努めています。

仕事に関連して読んだ本を、簡単に感想を交えて紹介します。

「学びて思わざるはすなわち暗し、思いて学ばざるはすなわち危うし」(論語、現代かなづかいにしていますが)

勉強するだけじゃなくて実践をしないといけない、実践だけじゃなくて勉強もしないといけない、理論と実践の両輪が大事だと考えています。

ワークマン式「しない経営」(土屋哲雄著、ダイヤモンド社)

読了日:2022年7月6日

一言:「しない経営」というよりも、必要があることのみをする、余計なことはしない、という当たり前のことではありますが、その当たり前のことをすることが難しいのです。でも、それをやった後に、バラ色の世界が開かれているということでした。経営者にとって、とても参考になる本だと思います。

経営者の人生もよくなる「地域密着起業」経営改善バイブル(中邨康弘著、セルバ出版)

読了日:2022年5月24日

一言:地方の中小企業のコンサルに関わった方が、率直に書かれた本。多少、私と意見が違うところもありましたが、9割方同意で、直接的に書かれているので分かりやすいと思います。

Webマーケティングの正解(西俊明著、技術評論社)

読了日:2022年1月29日

一言:Webマーケティングについて一通り網羅されているので、基本的な知識を得るためにも良い本だと思います。小さな会社は、まず「ホームページが9割」の方を読んで、その次にこちらの本を読めば、大体基本的なことが分かります。

起業「成功」ノート(吉田雅紀著、すばる舎リンケージ)

読了日:2021年12月29日

一言:起業当初に読んだ本を再読。今読むと分かることが、起業当初は分かってなかったんだな、ということが良く分かる。やはり経験しないと分からないことが沢山あります。自分も、自分自身の経験を伝えていかないとな、と思いました。

一テーマごとに感想を記入するようになっているので、後から見返すと自分の変化に気づけて面白いです。起業を考えている方にはおススメです。

ホームページが9割(芝田弘美著、自由国民社)

読了日:2021年12月6日

一言:集客できるホームページについて、一冊にまとまっている本。書いてある内容は、ほとんど基本的なことばかりですが、その基本的なことがなかなかできないので、これを読めば全て書いてあるということで、とてもありがたい本です。

中小企業の担当者の方に、ぜひ読んで欲しいと思います。

恐れのない組織(エイミー・C・エドモンソン著、英知出版)

読了日:2021年10月24日

一言:「風通しが良い会社が良い」というのは感覚で分かっていますが、心理的に安全に発言できるということが組織のパフォーマンスに関わることを、学者さんが理論的に書いています。

なんとなく分かっていることが学術的に証明されると自信がつくので、読んでとても良かった本です。

基礎からのIT担当者リテラシー(吉田航、横山健太著、増井敏克監修、技術評論社)

読了日:2021年7月26日

一言:小規模企業で初めてITの担当者を設置する、IT担当者になってしまった、という時に、知っておくべきことをコンパクトにまとめてあります。

技術的な用語も少なく、初心者にも読みやすい内容ではないかと思います。良い本です。

御社にそのシステムは不要です。中小企業のための”失敗しない”IT戦略(四宮靖隆著、あさ出版)

読了日:2021年4月9日

一言:DX(デジタルトランスフォーメーション)をしないといけない、テレワークをしないといけない等、国の政策で言われていますが、DXやテレワークは手段であって目的ではない、目的に沿わないシステムには意味がない、という主張には全面的に賛成です。解決策として、クラウド推し(特にkintone)な点が、私とはちょっと考え方が異なるかな、というところです。でも、全体的には良い本だと思います。

日本電産流V字回復経営の教科書(川勝宣昭著、東洋経済新報社)

読了日:2021年3月23日

一言:コロナで売上が激減している会社の支援をすることになり、会社再建に定評のある日本電産流メソッドを知るために読了。凡事徹底で、何気なくやっていることを、意識を持って徹底して行うことが必要。頭では分かっていてもなかなか実行できないことを、本気でやってみることですね。

社会学史(大澤真幸著、講談社現代新書)

読了日:2021年3月20日

一言:学生時代に学んだことを思い出しながら。仕事、情報システムとは、まさに社会学的だな、と再発見?しました。自分がやっていることを、理論的に再構築する必要性を感じました。システムとは「リヴァイアサン」である、現代のシステムは「パノプティコン」である、ゲマインシャフトのデジタル化、IT化と「複雑性の縮減」の関係等、いろいろ思うところがあります。現状、理系主導のITの世界に、文系の要素をもっと入れないといけないな、と思うところが大です。

生産性向上はこうする(平石奎太著、幻冬舎)

読了日:2020年11月15日

一言:北大阪商工会議所の所報で連載されていたもののまとめ。身近な中小企業の生産性向上の事例がたくさん載っていて、参考になります。良著です。

シンクロニシティ(ジョセフ・ジャウォースキー著、英治出版)

読了日:2020年10月27日

一言:仕事にはやはり夢や目的が必要。目指すものがあり、目的に向かっていけば、自然といろいろなめぐり逢いがある。

ファクトフルネス(ハンス・ロリング著、日経BP社)

読了日:2019年10月21日

一言:事実に基づいて行動する必要がある。それは当たり前だが、正しく事実を知るということが難しい。良著です。私自身も、30年前ぐらいの事実で止まっている部分をアップデートする必要性を感じました。

ビジョナリーカンパニー(ジム・コリンズ、ジェリー・ポラス著、日経BP出版センター)

読了日:2019年8月13日

一言:今は巨大企業になっている会社も、元々は小さな会社だった。(当たり前だが)

基本理念を徹底し一貫性を保つ、ストレッチする目標を作る、という両輪が必要。

「生産管理システム」の正しい使い方(本間峰一著、日刊工業新聞社)

読了日:2019年7月24日

一言:生産管理システムは非常に高価なので、導入前に自社の要求をはっきりさせておく必要がある。システムにどこまで頼るかも、自社で基準を作っておく必要あり。

ポカミス「ゼロ」徹底対策ガイド(中崎勝著、日刊工業新聞社)

読了日:2019年7月15日

一言:工場でのポカミスを減らすための実務書。説明が少ないので、中級~上級者向きだが、実践的な内容。いろいろ対策はあるが、最後は人間系(職場の雰囲気)というのは、その通りです。逆に雰囲気が良ければ、対策はできるようになる。

GRIT やり抜く力(アンジェラ・ダックワース著、ダイヤモンド社)

読了日:2019年5月30日

一言:「継続は力なり」「好きこそモノの上手なれ」というのは、洋の東西を問わず、世界共通の原則である。やり抜く力が強い人の近くにいることで、やり抜く力を高めることができる。

小さな会社の売上を倍増させるPDCA日報(中司祉岐著、日経BP社)

読了日:2019年5月3日

一言:経営計画を作るほどじゃない企業(社員10人未満)にはかなり効果があると思われる。計画をどうやって作るのか、という課題が残るため、「A4」1枚販促法と組み合わせるのがベター。

リーン・スタートアップ(エリック・リース著、日経BP社)

読了日:2019年4月22日

一言:新しい分野でスタートアップ(創業及び多角化)をする場合は必読・・・ですが、外国モノなので読みにくいのが難点。

人口減が地方を強くする(藤波匠著、日経プレミアシリーズ)

読了日:2019年3月5日

一言:短期的な移住策よりも、地方で魅力ある仕事を作ることが大事。

中小企業ができる「働き方改革」(堀下和紀著、労働新聞社)

読了日:2019年2月10日

一言:トップが思い切って変える必要がある、ということが良く分かる本。

生産性を高める職場の基礎代謝(白井旬著、合同フォレスト社)

読了日:2019年1月22日

一言:職場の雰囲気が大事、という当たり前のことですが、経営者は肝に銘じる必要がある。

「A4」1枚アンケート実践バイブル(岡本達彦著、ダイヤモンド社)

読了日:2019年1月21日

一言:小さな会社の販促はこれ一冊で良い、と言えるぐらいの良書。おすすめです。

10キロやせて永久キープするダイエット(山崎潤子著、文響社)

読了日:2018年12月4日

一言:業務改善もダイエットと同じで、無理をすると長続きしないし、リバウンドする可能性がある。

「行為のデザイン」思考法(村田智明著、cccメディアハウス)

読了日:2018年11月28日

一言:当たり前ではあるが、ユーザー目線でモノづくりをする必要がある。

チームの生産性をあげる。(沢渡あまね著、ダイヤモンド社)

読了日:2018年11月9日

一言コメント:具体的でとても良い。自分の仕事にも取り入れる部分が大いにあった。